gkom’s blog

横浜~東京中心に話題のお店や好きなもののことなど

仕事とIoTの話

今回はいつもの紹介的な話題ではなく、お仕事の話をします。

先日、職場の朝礼でIoTによる販売の話があり、とても気になる・・・というか、引っかかる内容で、色々と思うところがあったからです。

 

IoTというのは、Internet of Thingsの略で、あらゆるものがインターネットを介して通じ合うというような意味です。

わたしは販売員なので、販売に限った話をすると、この技術が発達すれば、将来的に販売員は必要なくなる、しかも遠い先の話ではないということでした。

・商品に端末をかざすだけですべての情報が見れるようになったり

・オススメのコーディネートをAIが判断して提案したり

・お客様の顔を覚えなくても顔認証、もしくは端末で判断できる

・過去の購入履歴から好みが割り出せる

・TPOも社会の一般的な情報や流行から判断できる

・服の手入れ方法も膨大なデータからあらゆるケースに対応、提案可能

 

つまり、お客様がご来店いただいた瞬間に「○○様、いらっしゃいませ。お待ちしておりました」と言える上に、過去に買ったり購入を検討した商品を全て記憶していて、好みに合わせられる上、流行の形や色も年代別・服の好みの傾向でどんなものが選ばれる可能性が高いかまで判断した上で提案できて、「こういう時に使いたいけど、どうだろうか」という悩みにも「一般的にはこう、お客様の年代ではこのくらいの割合でこれが選ばれていて、こっちのお客様の好みに合ったものも時と場合によってはNGではなく、人気の度合いは何%」みたいな接客ができるわけです。

人間である販売員の記憶力や知識量では、消えない大量の情報を365日24hインプットできるデータバンクにアクセスできるAIには、絶対に勝てません。

「店員に声をかけられたくない」と思っている人はとても多くいらっしゃるので、こういった技術が確立すれば、販売員はどんどん居なくなるでしょう。

 

将来的に、「人間の店員にわざわざ接客してもらうのはセレブな行為」になってしまうのかもしれません。

人間にしか出せない温かみ、笑顔、ホスピタリティ、そういった「付加価値」に裕福な人のみがお金を払う時代が来るのかもしれません。

 

まだしばらく安定して人間が勝てそうなのは、フィジカルな部分(商品補充など)かと思います。

通路の障害物を適切に避け、落ちているものは拾って元の場所に戻すなり回収なり捨てるなりを判断し、すれ違うお客様に会釈をしつつ、足りない商品を様々な位置・形状の棚やハンガーに適切に補充しつつ、融通をきかせて詰めたり間を開けたりする技術は、機械にさせるにはまだまだ時間がかかると思います。

 

無人コンビニをはじめとする、いくつかの店舗が既に世界で試験的に運営開始されています。

せめて定年まで、安心して働ける仕事を真剣に考えないといけないのかもしれません。

 

楽しい話題でなくて申し訳ありませんでした。

次回は楽しい記事を書きたいと思います。